任意整理の体験談

自分にとって債務整理なんて遠い世界のことだとずっと思っていました。ですが、母が借金を繰り返して多重債務に陥っていたことを知って、否応なく債務整理について考えなければなりませんでした。

私はその時独立して働いていたので、母の借金についての詳しい経緯は知りません。母も恥と思っているのか、借金を始めたきっかけについてはあまり語りたがらないもので・・。ですが、父の話によると、どうやら友人たちと頻繁に海外旅行や高額なレストランなどによく行くようになりはじめた頃から、借金をしはじめたようです。

母は父や私に迷惑をかけないように自分でパートの仕事をしながらなんとか返済していたらしいのですが、一箇所の返済が行き詰ると別の金融業者から金を借り、それを繰り返しているうちにとても返せない額の返済が毎月やってくる多重債務になっていたようです。

死んでも返済する、と言い張る母を説得し、私は父と母と共に友人に紹介してもらった弁護士に相談することにしました。これまで縁の無い世界だったのでとても緊張しましたが、その弁護士の方はとても柔和な対応をして下さる方で、初めはあまり話をしない母でしたが、徐々に自分の借金の履歴などについて説明しはじめました。

話を聞くと、確かに母一人では返せる額ではありません。私も仕事はしていましたが、それほど余裕があるわけではないですし、父も既に退職しています。

弁護士の方が勧めて下さったのが、任意整理をすることでした。その時初めて詳しく聞きましたが、任意整理とは、弁護士が債権者と直接交渉して、借金を減額することだそうです。既にいくつかの業者から返済の催促の電話が毎日のようになっていたので、母の精神的な苦痛を無くすためにも、任意整理を依頼することにしました。

すべて任せるように弁護士の方は言って下さったので安心していましたが、私達が考えていた以上に早く交渉を進めてくださっていたようで、任意整理を依頼してから3週間後には、債務の減額に債権者側が納得した旨と、今後の返済計画についての話をしていただけました。

どうやら、こちらが依頼してすぐに複数の債権者に任意整理を行う旨を通知し、法定金利以上の金利請求をしていないかについて、債務の契約発生時に遡ってすべての債務についての返済額および金利の再計算をしていただいたようです。

半数以上の債権者は利息制限法以上の金利を請求していたため、これまでの3年間の返済履歴から、過払い金利分の支払額を元本から減額できて、最終的には5分の1以下の債務にまで減額することができました。

友人からは、任意整理の場合は相手側が交渉に乗らない時には交渉期間がかなり長くなることも覚悟しなければならない、と言われていたのですが、拍子抜けするほど早い展開で驚きました。

やはり、任意整理をする場合は、信頼できる腕の立つ弁護士の方に依頼できるかどうかが最大のポイントになるのではないかと感じています。


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