個人民事再生の体験談

私が個人民事再生を利用したきっかけは、自分の借金です。

大手のメーカーに勤務していた私は、昔から特にギャンブルにはまるようなことはなかったのですが、自宅を購入して住宅ローンを支払うようになってから、自分の給与の中だけで自分の好きなものを購入することができなくなりました。

そこで、ある程度溜まっていたヘソクリを元手に、FXで自分の小遣いを増やそうと思ったのが、借金ができてしまったきっかけです。初めは少額ずつ小さいレバレッジでFXをやって毎月数万円程度の儲けを出していたのですが、ある時少し思い切った取引をして一晩で数十万円のプラスになったことがありました。

その時の気分が忘れられず、それ以来、レバレッジを大きくして大きな勝負を繰り返すようになったのです。それまでは少額の取引のみだったので比較的安定した収支をキープできていたのですが、それ以来かなり波のある取引になってしまいました。

もちろん時には大きくプラスになることもありましたが、全体で見るとマイナス分がどんどん大きくなり、ある時大幅な値動きに対応できずに強制ロスカットを食らって大幅なマイナスができてしまいました。それを補填するために生命保険を解約したり、銀行以外の金融業者からもお金を借りるようになったのです。自分でも深みにはまっていることは分かっていたのですが、引き返せなくなっていったのです。

こんなことを続けているうちに、マイナス分も含めて借金の額が総額で1千万近くまで膨らんでしまいました。

とても自分の給与の中では返済することのできない額でしたから、自己破産も一時は考えましたが、家族がいるため、生活を守るためにできれば自宅は手放したくありませんでした。そこで、私が選んだのは個人民事再生です。

個人民事再生は、住宅資金特別条項を設ければ自宅を手放さずに借金の額を圧縮することができます。弁護士の方と相談した結果、これがベストな方法だと勧められました。私の場合は、まだ30代であること、大手メーカー勤務のサラリーマンなので将来的にも安定した給与所得が得られることから、個人民事再生の条件にぴったりだったようです。

個人民事再生の手続きは、弁護士に依頼して受任され、受任通知が送られてから始まります。任意整理と違い、裁判所の公的手続きや審査が入るため、期間はどうしても長くなります。裁判所に申し立てを行い、意見書の提出を経て、債務認否、報告書の提出、再生計画案の作成など多くの手続きが必要なので、弁護士にほとんど任せているとはいえ、こちらでも準備や対応をすることが多かったです。

結局、弁護士に相談してから1年近くの時間がかかってしまいましたが、個人民事再生(私の場合は給与所得者等再生でした)が認められ、現在は圧縮後の債務を3年間の完済のために返済しています。1千万円近くあった借金も、圧縮後は約200万円にまで減額されたので、とても助かっています。

マイホームを手放さずに、なんとか返済をできていることは本当に良かったと思います。もちろん、仕事面では個人民事再生をしたことで特にマイナスは無いので、やってよかったですね。


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