債務整理の体験談(3)

私が多額の借金を背負うことになった原因は、親の介護費用のためです。母親が早くに亡くなり、父とは離れて暮らしていたのですが、父が仕事先で倒れたとの知らせを受けて実家に帰ると、すっかり弱ってしまった父親がいました。

一人息子ですし、そのまま放っておくわけにもいかず、父親の世話をすることになりました。父は病のためにほとんど動けなくなっており、本格的な介護が必要な状態でした。仕事を続けたまま父親の介護をするのは無理だったため、それまでやっていた仕事を辞め、実家近くでアルバイトをしながら父親の世話をすることになったのです。

私が仕事に出ている時は介護ヘルパーの方を雇っていたのですが、市の助成で賄える分は僅かで、蓄えのない状態だった私は、多くの時間ヘルパーを雇うことができず、私が長時間家を離れることはできませんでした。

そのため、収入はほとんど無くなり、父の介護費用を支払うために仕方なく消費者金融を利用してお金を借りることが続きました。その後1年を待たずして父は亡くなりましたが、私の所には多額の借金だけが残ったのです。

仕事も無く、返済していく見込みも無かった私は、自己破産をすることを選びました。弁護士へ依頼する費用もありませんでしたが、友人たちが代わりに支払ってくれたおかげで、代理人を立てて自己破産手続きを進めることができました。

破産申立を地方裁判所にしてからは、弁護士の方の力添えもあってとてもスムーズに進みました。破産理由についても、借金をした理由は事実をそのまま書面にするだけでしたし、破産審尋でも同様に、ありのままを答えるだけで済みました。

もちろん、特に財産などは何もありませんでしたから、破産手続が開始してすぐに、同時廃止が決定しました。免責審尋でも、こちらの借金の理由をそのまま伝えて、すぐに免責が決定されました。弁護士の方からも、問題なく免責が決定するはずと聞いていたので心配はしていませんでしたが、この決定が出てほっとしました。

特に債権者からの異議申立ても無く、そのまま免責が決定し、自己破産が成立しました。初めて弁護士の方に相談に行ってから3ヶ月強で免責が決定したので、想像していたよりもずっと短い期間で自己破産できました。

今は、以前勤めていた会社に相談してまた戻してもらい、安定した生活を続けています。自己破産をしたことは特に後悔はしていませんが、今後はこのような債務問題に悩まされることのないように生きていこうと決めています。


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